映画製作の裏側明かす 今治でイベント
「映画大学in今治」が18~20日、愛媛県今治市南宝来町1丁目の市総合福祉センターで開かれ、愛好家らが講義を通じて映画製作の裏側などを学んでいる。映画鑑賞団体全国連絡会議(京都市)が、映画の奥深さに触れてほしいと企画した。
19日午前は約90人を前に、日活「渡り鳥シリーズ」の斎藤武市監督らのもとでスクリプター(撮影記録係)を務めた白鳥あかねさんが講師を務め、仕事の内容や各監督の人となりを紹介した。
スクリプターは現場で撮影シーンの様子や内容を記録し、管理する。白鳥さんは「カメラの周りは男性ばかりだったが、スクリプターは細やかな気配りや忍耐力、人との協調性が必要で、映画界では女性の仕事として確立した」と振り返った。